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【通貨】来週の為替相場見通し=急激な円高進行の行方注視

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 来週の外国為替市場のドル円相場は、急激な円高の行方を注視することになりそうだ。予想レンジは1ドル=133円20~135円50銭。

 今週はパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演で、早ければ12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げペースが減速する可能性が示唆されたほか、米11月ISM製造業景況感指数が49.0と節目の50を割り込んだ。これに伴う、利上げペース減速期待と米景気後退懸念で、ドル売り・円買いが膨らみ、2日には欧州時間に133円台まで円高が進んだ。今晩の米11月雇用統計の結果に左右される面はあるものの、来週は足もとの円高が一服するかが焦点となりそうだ。来週は5日に米11月ISM非製造業景況指数、6日に米10月貿易収支、9日に米11月生産者物価(PPI)と米12月ミシガン大学消費者マインド指数が公表される。特に、米11月ISM非製造業景況感指数と同PPIなどが注目されそうだ。また、7日には中国11月貿易収支、9日には中国11月消費者物価指数(CPI)なども発表される。




出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2022年12月02日 18時29分

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