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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):Fスターズ、ジャフコG、オキサイド

Fスターズ <日足> 「株探」多機能チャートより
■フィックスターズ <3687>  1,338円  +207 円 (+18.3%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位
 フィックスターズ<3687>がマド開け大陽線を示現、8月26日につけた年初来高値1344円を更新した。顧客企業のシステムを高速化するソフトの開発を主力とするが、次世代コンピューティングの切り札とされる量子コンピューター分野への展開力でも大手IT企業と併走する形で業界トップ集団を走る。同社の100%子会社である「Fixstars Amplify(フィックスターズ アンプリファイ)」を設立し、カナダの量子アニーリングの有力ベンチャーであるDウェーブ社をはじめ、富士通<6702>や日立製作所<6501>など国内大手とも連携して対応マシンを取り扱っている。昨年9月に創設された「量子技術による新産業創出協議会」では量子技術の応用による中長期的な新産業の創出をオールジャパン体制で目指すべく、国内の大企業で固められているが、その中で同社は時価総額400億円あまりの小型株ながら一目置かれた存在で、同協議会の理事を務めている。政府は今月に入って、量子技術の産業化を議論する有識者会議を開き、国策主導でサービス開発などに向けた動きを本格化させる方向にあり、そのなかで同社の存在感が改めて浮き彫りとなりそうだ。

■ジャフコ グループ <8595>  2,523円  +209 円 (+9.0%)  本日終値  東証プライム 上昇率4位
 ジャフコ グループ<8595>は急反発。前週末25日の取引終了後、保有する野村総合研究所<4307>の株式をすべて売却すると発表しており、売却益を期待した買いが入ったようだ。野村総研が実施する株式売り出しに伴い、保有する野村総研株2396万8100株を売却する。売却に伴い計上される特別利益の額は売却価格の決定後、速やかに公表するとしている。あわせて、株式売却によって払い込まれる金銭の一部を原資として、自社株取得を行う予定であることを明らかにした。同社の株主である旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)とその共同保有者が、保有株の全部(所有割合19.53%)を同公開買い付けに応募するという。

■オキサイド <6521>  7,970円  +420 円 (+5.6%)  本日終値
 オキサイド<6521>がマドを開けて続急伸、約1年ぶりにフシ目の8000円大台乗せを果たした。光学分野における酸化物単結晶やレーザー光源、光デバイスの開発・製造に特化し、ニッチトップ企業としてマーケットでも注目度が高い。特に、光学系分野の製品技術を量子分野にも生かし、量子コンピューターの通信で必須となる中継器に使われる光関連デバイスの製造を同社が行っている。国内では類似企業が見当たらず、独占的シェアを獲得する可能性がある。同社では今期の研究開発費を大幅に増額しているが、増額の背景は量子通信技術の研究開発に充当される部分が大きいことを会社側でも認めており、同関連有力株として急速に頭角を現している。

■日本ビジネスシステムズ <5036>  3,450円  +120 円 (+3.6%)  本日終値
 日本ビジネスシステムズ<5036>が反発。前週末25日の取引終了後、クラウドソリューション開発を手掛けるネクストスケープ(東京都新宿区)の全株式を12月7日をメドに取得し子会社化すると発表しており、これが好感された。ネクストスケープは、Microsoft Azure、MRデバイス、動画配信及びアプリ開発など、JBSが今後事業拡大を見据えている領域に強みを持っているほか、官公庁、メディア、製造流通などの業界におけるソリューション提供で豊富な実績があり、子会社化により国内クラウド市場における更なる市場シェアの獲得やシナジーの創出が期待できるという。取得価額は30億4000万円。なお、同件が23年9月期業績に与える影響は精査中としている。

■日本ケミコン <6997>  1,849円  +51 円 (+2.8%)  本日終値
 日本ケミコン<6997>が6日ぶりに反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は25日、同社株の「オーバーウエート」を継続するとともに、目標株価を2900円から3000円に引き上げた。同証券ではエクイティストーリーを「構造改革完遂に伴う業績改善局面入り」とし、アルミ電解コンデンサーの事業環境もおおむね良好であることを評価している。同証券では、23年3月期の連結営業利益を前期比28.4%増の113億円(会社予想93億円)と予想しており、24年3月期の同利益は従来予想の130億円から135億円、25年3月期の同利益は150億円から155億円へそれぞれ増額修正している。

■アドベンチャー <6030>  12,380円  +250 円 (+2.1%)  本日終値
 アドベンチャー<6030>が3日続伸。前週末25日取引終了後、レオパレス21フィリピン(マカティ市)の全株式を取得し、子会社化する交渉を進めることで基本合意書を締結することを決めたと発表した。これを材料視した買いが入ったようだ。レオパレス21フィリピンはマカティ市でレンタルオフィスサービスを中心に事業展開をしている。同社のレンタルオフィスを拠点に、エンジニアの採用を積極的に展開することが企業価値向上につながるとアドベンチャは判断したという。

■インソース <6200>  3,270円  +35 円 (+1.1%)  本日終値
 インソース<6200>が3日続伸。25日の取引終了後、みずほ証券(東京都千代田区)が実施する「デジタル人材育成施策」のパートナーに選定されたと発表しており、好材料視された。同施策の一環として、プログラミング(Python)研修を実施する。具体的には動画教材による全社員へのITリテラシー向上及び選抜者を対象にした教育研修を延べ8日間実施するほか、各受講者による業務自動化プログラムの開発についても支援し、研修受講後も徹底的なアウトプット演習を行うとしている。

■京成電鉄 <9009>  3,815円  +30 円 (+0.8%)  本日終値
 京成電鉄<9009>がしっかり。前週末25日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を2722億円から2630億円(前期比22.8%増)へ、営業利益を215億円から119億円(前期52億100万円の赤字)へ下方修正したが、織り込み済みとの見方が強く、アク抜け感からこの日は買い優勢となった。新型コロナウイルス感染症に対する水際対策として10月10日まで入国者総数が管理されていたことに加えて、電力料及び燃料費の高騰などが収益を圧迫した。なお、最終利益は、新京成電鉄の連結子会社化による負ののれん発生益を計上したことにより187億円から257億円(同44億3800万円の赤字)へ上方修正しており、これも好材料視された。

■東芝 <6502>  4,739円  +33 円 (+0.7%)  本日終値
 東芝<6502>は4日ぶりに反発。同社の再建策を巡り優先交渉権を持つ日本産業パートナーズ(JIP)が、今年度中にも東芝に対するTOB(株式公開買い付け)の実施を検討していることが26日、分かったと、時事通信が同日に報じた。非公開化に向けたTOBが市場の想定通りに行われるとの見方から、買い戻しが入ったようだ。報道によると、銀行側は現時点で融資の実行について確約しておらず、今月中にも結論を出す見通しだとしている。

■サイバーエージェント <4751>  1,241円  -102 円 (-7.6%)  本日終値  東証プライム 下落率3位
 サイバーエージェント<4751>が大幅安。サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で、1次リーググループEの日本は2戦目となるコスタリカに0対1で敗北した。初戦となるドイツに日本が勝利したことで、インターネットテレビ「ABEMA(アベマ)」で試合を中継した同社をはじめ、W杯関連銘柄が急伸した経緯があったが、今回、黒星を喫したことを受け、一時的に過熱感が強まった関連銘柄に売り圧力が強まっている。英国風パブ「HUB」を展開するハブ<3030>は急落。スポーツ用品のミズノ<8022>やアシックス<7936>が軟調。スポーツ用品の販売を手掛けるゼビオホールディングス<8281>、サッカー教室を展開するクリップコーポレーション<4705>などが安い。

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