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【材料】ファストリは冴えない、中国「ゼロコロナ」抗議活動で投資家心理が悪化

ファストリ <日足> 「株探」多機能チャートより
 ファーストリテイリング<9983>は冴えない。中国で新型コロナウイルスの感染者数が増加するなか、上海などで「ゼロコロナ」政策に対する異例の抗議活動が行われたと伝わった。ゼロコロナ政策の長期化による景気の減速懸念が強まるなか、中国市場での売り上げが一定の規模を占める同社株に対しては、現地の社会情勢に対する不透明感が加わる格好となり、株価の重荷となったようだ。きょう下落すれば7日続落となる。

 この日は中国での大規模な抗議活動を受け、アジア市場ではリスク回避ムードが強まっている。香港のハンセン指数が一時4%を超す下げとなったほか、中国の上海総合指数も軟調に推移している。ファストリの22年8月期の連結業績で、海外事業は増収増益だったが、中国大陸市場は円ベース、現地通貨ベースとも減収減益だった。

出所:MINKABU PRESS

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