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【材料】ユニリタ---2Q増収・2ケタ増益、3セグメントともに概ね計画通りに推移

ユニリタ <日足> 「株探」多機能チャートより

ユニリタ<3800>は10日、2023年3月期第2四半期(22年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比9.5%増の54.40億円、営業利益が同22.9%増の3.36億円、経常利益が同29.6%増の4.88億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同38.4%増の3.21億円となった。

プロダクトサービスの売上高は前年同期比5.0%増の22.08億円、営業利益は同3.4%減の5.36億円となった。
自動化・帳票事業では、システム更改に関する顧客ニーズやイベントにあわせた積極的な事前アプローチなどが奏功し、現行システムからのマイグレーション、電子化による帳票基盤刷新などの案件が増加した。メインフレーム事業では、引き続き電子決済の増加による金融業界からの案件が業績をけん引した。

クラウドサービスの売上高は同8.1%増の15.62億円、営業損失は1.54億円(前年同期は1.67億円の損失)となった。
IT活用・事業推進の両クラウド事業ともに、主力サービスが企業のDX推進の下、市場トレンドや働き方改革ニーズなどを追い風に堅調に推移した。新たな市場を開拓中のカスタマーサクセス向けサービスは、認知度も向上し新興企業に加えエンタープライズ企業への採用も増加した。なお、損益面では、増収効果に加えて内製化の推進などにより、四半期の期間損益が第1四半期比0.64億円改善し、当第2四半期累計期間では前年同期比0.13億円の改善となった。

プロフェッショナルサービスの売上高は同17.6%増の16.68億円、営業利益は同29.3%増の0.65億円となった。
DX推進ニーズに応えるべくグループの「3つのITマネジメント力」の強みを活かした各社連携によるワンストップ型サービスの提案活動が奏功した。また、コンサルティング事業では、企業のDX推進が進む中、サービスマネジメントやデータマネジメント案件の引き合いが堅調に推移した。システムインテグレーション事業では、技術面での競争力を強化するべく行ってきたビジネスクラウドのプラットフォーム構築技術者育成が、新たな受注につながった。

2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.4%増の109.00億円、営業利益が同8.2%増の7.50億円、経常利益が同4.4%増の8.65億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.2%増の5.65億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

 提供:フィスコ

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