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【材料】味の素は冴えない、今期業績予想の上方修正と自社株買い発表も利益確定売り優勢

味の素 <日足> 「株探」多機能チャートより
 味の素<2802>は冴えない。7日取引終了後、23年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。更に配当予想の増額修正と自社株買いを発表したものの、年初来高値近辺で推移する同社株に対し買い向かう姿勢は限られ、利益確定目的の売りに押された。

 売上高は1兆3100億円から1兆3670億円(前期比18.9%増)、最終利益は770億円から830億円(同9.6%増)にそれぞれ見通しを引き上げた。円安の影響に加え、調味料・食品部門での単価上昇や、ヘルスケア関連事業の伸びなどを業績予想に反映させた。中間配当はこれまでの計画から2円増額の31円(前期実績24円)で決定。期末配当予想も従来の見通しから2円増額の31円(同28円)とした。

 また、同社は取得総数1000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.86%)、取得総額300億円を上限とする自社株買いの実施も発表した。8日から23年2月28日の間に東京証券取引所における市場買付により取得。取得した自己株式は全て消却する予定という。

出所:MINKABU PRESS

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