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【市況】概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続伸、海外市場の上昇が好感

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 116012.70 -3.27%
24日のブラジル株式市場は6日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比3916.09ポイント安(-3.27%)の116012.70で取引を終了した。119924.17から115792.69まで下落した。

売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。通貨レアルの大幅安を受け、ブラジル株に売り圧力が強まった。また、連日の上昇で高値警戒感も強い。ほかに、大統領選挙が終盤に突入しており、選挙の行方を見極めたいとのムードも高まっている。

【ロシア】MICEX指数 2063.95 +0.99%
24日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比20.24ポイント高(+0.99%)の2063.95で取引を終了した。2048.37から2088.31まで上昇した。

終始プラス圏で推移し、後半上げ幅を縮小させた。海外市場の上昇が好感され、ロシア株にも買いが広がった。また、米国の利上げペースの減速期待なども株式市場への資金流入期待を高めた。一方、ウクライナ紛争の長期化観測や通貨ルーブル安が指数の足かせとなった。

【インド】休場

【中国本土】上海総合指数 2977.56.93 -2.02%
週明け24日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比61.37ポイント安(-2.02%)の2977.56ポイントと反落した。

中国政策運営の不透明感が相場を重くする流れ。中国最高指導部の人事を巡っては、経済通と言われる李克強・首相の指導部入りはなかった。ほか、中国人民銀行(中央銀行)の易綱・総裁は中央委員会メンバーに選出されなかったことにより、退任する可能性が高まっている。また、閉幕した党大会で新型コロナウイルス感染防疫措置の緩和や、不動産業の支援策などに言及がなかった点も失望された。香港・本土相互取引(ストックコネクト)スキームの売買では、本土株の売り越しが179億人民元に上り、過去最大を記録したと伝わっている。寄り付き直後に中国経済指標がまともて公表され、注目の第3四半期(7-9月)国内総生産(GDP)成長率は大幅に上振れたが、好感する買いは限定された。

《FA》

 提供:フィスコ

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