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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 売り優勢ながら底堅い値動きが意識され、押し目狙いのロングスタンスへ


 日経225先物は11時30分時点、前日比40円安の2万6960円(-0.14%)前後で推移。寄り付きは2万6940円と、シカゴ日経平均先物(2万7020円)を下回り、やや売り先行で始まった。その後も弱い値動きを見せており、現物の寄り付き直後には2万6870円まで売られた。ただし、オプション権利行使価格の2万7875円近辺で推移する25日移動平均線が引き続きサポートとして機能するなか、前場半ばには2万6980円まで下落幅を縮め、その後は2万6950円辺りでの狭いレンジ推移を継続。

 米国市場の下落の流れを引き継ぐ形で売り優勢となった。グローベックスの米株先物が小幅ながらマイナス圏で推移していたことも、短期的なショートに向かわせたようである。ただし、ラムリサーチ<LRCX>の決算を受けた強い動きなどもあって、指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]などの上昇が指数を下支えする格好である。オプション権利行使価格の2万6875円~2万7000円辺りの狭いレンジでの推移ではあるものの、底堅い値動きのなかで後場は2万7000円突破を試す動きが意識されそうであり、押し目狙いのロングスタンスに向かわせそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.26倍と横ばいで推移。一時14.23倍に低下する場面も見られたが、25日線が支持線として機能している。半導体株の底堅い値動きに対して陸運株の一角には利益確定が見られるなか、リバランス中心ながらもNTロングによるスプレッド狙いにシフトする動きが意識されそうだ。

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