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【材料】ラムリサーチが上昇 売上高が過去最高=米国株個別

 半導体製造装置のラムリサーチ<LRCX>が上昇。前日引け後に7-9月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。売上高は50億ドルを超え、過去最高を記録。

 アーチャーCEOは声明で「堅実な事業遂行とサプライチェーン緩和が相まって、全体的に好調な業績となった。2023年はウエハー製造装置への投資は減少が予想されるが、弊社の技術的リーダーシップと不況を克服してきた実績は、半導体業界に待ち受ける素晴らしい機会を捉えるための強力な基盤になる」と述べた。

 今回の決算を受けてアナリストの投資判断の「買い」への引き上げも伝わっている。「NAND市場と中国国内メモリIDMへの高いエクスポージャーを懸念していたが、2023年の前工程装置(WFE)の予想引き下げにより、現在、株式の重大な下振れリスクは低下している」と指摘している。

(7-9月・第1四半期)
・1株利益(調整後):10.42ドル(予想:9.57ドル)
・売上高:50.7億ドル(予想:49.2億ドル)
  システム:31.8億ドル(予想:32.9億ドル)
  カスタマーサポート・その他:18.9億ドル(予想:16.2億ドル)
・粗利益率(調整後):46%(予想:45%)
・営業利益率(調整後):33.3%(予想:31.3%)

(10-12月・第2四半期見通し)
・1株利益(調整後):9.25~10.75ドル
・売上高:48~54億ドル
・粗利益率(調整後):43.5~45.5%

(NY時間10:19)
ラムリサーチ<LRCX> 357.66(+27.58 +8.35%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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