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【市況】米国株見通し:下げ渋りか、金利高止まりも好決算に期待

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時50分現在)

S&P500先物      3,680.90(-14.3)
ナスダック100先物  11,016.10(-87.3)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は20ドル安。米長期金利は高水準を維持し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


19日の主要3指数は反落。取引中盤からマイナスに転じたものの、下げ渋る展開となり、ダウは99ドル安の30423ドルで引けた。物価の高止まりを背景に連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速に思惑が広がるなか、金利高を手がかりにハイテク関連が売られ下げを主導。他に消費や景気敏感の銘柄も売られた。ただ、前日下げたネットフリックスは契約者数の増加を好感した買戻しが強まり、急激な買戻しが目立った。


本日は下げ渋りか。11月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅利上げ継続が見込まれ、金利高を背景とした株売りが先行しそうだ。ただ、今晩発表のフィラデルフィア連銀製造業景気指数は前回から改善が予想されるが、低調な内容とみられ、FRBのタカ派政策への警戒は一服。一方、アメリカン航空やユニオン・パシフィックなどの決算発表から消費の動向を読み解く展開で、想定を上回る内容なら指数を支える材料になるだろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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