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【材料】トヨタは強弱観対立、円安追い風に2000円近辺でGC示現

トヨタ <日足> 「株探」多機能チャートより
 トヨタ自動車<7203>は2000円大台近辺で強弱観対立。前日に米10年債利回りが4.1%台に上昇するなど一段と水準を切り上げており、日米金利差拡大を背景に外国為替市場では一時1ドル=149円90銭台まで円安が進行、1ドル=150円台も視界に入れる状況となっている。国内製造業のなかでも為替感応度が際立って高く、1円のドル高・円安で営業利益400億円以上の押し上げ効果が試算される同社にとっては収益メリットが大きい。

 一方、世界的な景気減速懸念による自動車販売需要の先行き不透明感も拭えず、2000円台では積極的に上値を買い進む動きもみられない。テクニカル的にも時価は2000円近辺でゴールデンクロスを形成した5日・25日移動平均線とほぼ同水準に位置しており、ここからの値動きが注目される。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2022年10月20日 09時10分

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