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【市況】東京株式(前引け)=続伸、先物主導で強調展開を継続

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 19日前引けの日経平均株価は前営業日比197円73銭高の2万7353円87銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は4億6972万株、売買代金概算は1兆1902億円。値上がり銘柄数は1160、対して値下がり銘柄数は567、変わらずは110銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は前日の欧米株市場が全面高だったことを受け、リスクを取りに行く動きが優勢となった。ここにきて世界的にショートカバーの動きが顕在化している。米国株市場では企業の決算発表が本格化するなか、業績悪に対する投資家の過度な不安心理が後退し、買い戻しの動きが目立つ。東京市場もこれに追随する形となった。国内企業も今後決算シーズン入りするが、為替市場の円安効果で輸出セクター中心に業績面へのプラス効果が期待されており、全体株価を下支えしている。日経平均は途中伸び悩む場面もあったが、前引けにかけ先物主導で強調展開となった。

 個別ではレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体関連株が堅調、ソフトバンクグループ<9984>も上昇した。ファーストリテイリング<9983>が大きく水準を切り上げたほか、エーザイ<4523>、セブン&アイ・ホールディングス<3382>なども高い。ジャムコ<7408>が大幅高に買われた。レノバ<9519>も物色人気。半面、メルカリ<4385>が売りに押され、シマノ<7309>は大幅安。クレディセゾン<8253>が急落となったほか、セイコーグループ<8050>、コナミグループ<9766>なども下落した。

出所:MINKABU PRESS

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