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【市況】東京株式(前引け)=急反落、先物主導で下値探る展開に

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 17日前引けの日経平均株価は前営業日比387円76銭安の2万6703円00銭と急反落。前場のプライム市場の売買高概算は5億4463万株、売買代金概算は1兆2533億円。値上がり銘柄数は342、対して値下がり銘柄数は1440、変わらずは53銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は前週末の地合いとは打って変わりリスク回避ムードの強い展開となった。米国株市場では経済指標などからインフレ懸念を改めて警戒する動きが出ており、ハイテク株中心に売り込まれたことで東京市場もその影響を受けている。先物主導で日経平均の下げ幅は一時400円を超えたが、その後は押し目買いやショートカバーの動きを反映してやや下げ渋っている。業種別では33業種中でプラス圏は3業種にとどまるが、そのなかで海運株の上昇が目立つ。また、個別にインバウンド関連の一角が買われている。

 個別ではソフトバンクグループ<9984>が軟調なほか、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連株も冴えない。商いをこなしているファーストリテイリング<9983>も売りに押されている。キーエンス<6861>、日本電産<6594>が安く、エーザイ<4523>も値を下げた。クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>、パソナグループ<2168>は急落した。半面、日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運株が総じて買い優勢、JR東海<9022>も上昇した。北の達人コーポレーション<2930>が商いを膨らませ急騰、セラク<6199>も値を飛ばした。三越伊勢丹ホールディングス<3099>も高い。

出所:MINKABU PRESS

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