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【材料】海運株は業種別値上がり率で断トツ、円安加速で収益への追い風強まる

郵船 <日足> 「株探」多機能チャートより
 日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など大手海運株に買いが目立つ状況にある。「海運」は業種別騰落率(TOPIXベース)で一時3%を大幅に上回り、33業種の中で断トツとなっている。各国中央銀行による金融引き締め策を背景に世界景気の減速懸念が高まるなか、グローバル物流を担う海運業界も業績先行きに対する警戒感から9月以降は大幅な株価調整を強いられていた。 

 しかし、PERやPBR、配当利回りなどから割安感が強く、「目先は需給主導で売られ過ぎ」(中堅証券ストラテジスト)との見方も市場にはあった。ここ急速に進む円安は、運賃ドル建て決済の海運セクターにとっては強力な追い風材料であることも意識され、見直し買いの動きを後押ししている。

出所:MINKABU PRESS

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