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【市況】17日の株式相場見通し=大幅反落、米株急反落受け再びリスク回避ムード

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 17日の東京株式市場は、日経平均株価が大幅反落となりそうだ。前週末の米国株市場では主要株指数が揃って急反落、NYダウは400ドルを超える下げで3万ドル大台を再び割り込んだ。ハイテク系グロース株への売り圧力が強かったことでナスダック総合株価指数の下げが際立ち、同指数の下落率は3%を超えた。特に半導体セクターへの売りは顕著で、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は約4.5%の下げに見舞われた。米長期金利が終値ベースで4%台に乗せるなど大幅上昇を示し、日米金利差拡大を背景に外国為替市場では一段とドル買い・円売りの動きが加速、1ドル=148円台後半まで円安が進行している。東京市場では日経平均が前週末に800円を超える急伸をみせたが、きょうは米株安を受けリスク回避ムードが再燃する公算が大きく、2万6000円台半ばまで水準を切り下げる場面も想定される。円安の進行が急となっているが、世界景気減速懸念を背景にハイテクや自動車株セクターへの買いは見込みにくい。ただ、円安を追い風にインバウンド関連株の一角は強さを発揮する可能性がある。

 14日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比403ドル89セント安の2万9634ドル83セントと大幅反落。ナスダック総合株価指数は同327.764ポイント安の1万321.388だった。

 日程面では、きょうは8月の第3次産業活動指数が午後取引時間中に発表される。海外では10月のNY連銀製造業景気指数に注目度が高い。

出所:MINKABU PRESS

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