市場ニュース

戻る
 

【市況】14日の株式相場見通し=大幅反発、CPI発表後の米株急騰に追随

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 14日の東京株式市場は、主力株などを中心に幅広く買い戻される動きとなり、日経平均株価は大幅に上昇する展開が想定される。2万6000円台後半まで一気に水準を切り上げる可能性が高い。注目された9月の米消費者物価指数(CPI)は総合指数が事前に予想されていた前年比8.1%上昇に対し8.2%、コア指数は6.5%上昇に対し6.6%といずれもコンセンサスを上回る数字だった。これを受け、NYダウは朝方急落して始まったが、その後はショートカバーが入り一貫して戻り足を示した。結局終値で800ドルを超える値上がりをみせ、3万ドル大台を回復して取引を終えている。NYダウの日中値幅は1500ドルを超える極めてボラティリティの高い相場だった。東京市場では米CPI発表というビッグイベント通過後に米株市場が急騰した地合いを受け、これに追随する動きとなりそうだ。FRBの金融引き締め強化の思惑から米長期金利は一時4%台に乗せ、外国為替市場ではドル買いの動きが加速した。一時1ドル=147円台後半まで円安が進行、その後は円を買い戻す動きが出ているものの、目先円安の流れは輸出セクターに追い風となる。なお、きょうはオプションSQ算出日にあたり、全体売買代金も膨らむことが予想される。

 13日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比827ドル87セント高の3万38ドル72セントと急反発。ナスダック総合株価指数は同232.053ポイント高の1万649.152だった。

 日程面では、きょうは9月のマネーストック、3カ月物国庫短期証券の入札など。海外では9月の中国消費者物価指数(CPI)、9月の中国卸売物価指数(PPI)、9月の中国貿易統計、8月のユーロ圏貿易収支、9月の米小売売上高、9月の米輸出入物価指数、8月の米企業在庫、10月の米消費者態度指数(ミシガン大学調査・速報値)など。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均