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【材料】ビックカメラが続落、23年8月期営業減益見通しを嫌気

ビックカメラ <日足> 「株探」多機能チャートより
 ビックカメラ<3048>は続落。12日の取引終了後、23年8月期の連結業績予想を発表した。売上高は前期比3.9%増の8235億円と増収を計画する一方、営業利益は同3.2%減の173億円の見通し。市場には、210億円前後の営業利益を予想する見方も出ていたことから、失望売りが膨らんだ様子だ。インターネット通販や法人事業は拡大を予想する半面、インバウンド向けは回復を織り込んでいないという。9月に開始した水宅配事業については創業赤字を見込む。

 あわせて同社は22年8月期決算において、携帯ショップ事業の一部に関するのれん・無形固定資産の減損損失を特別損失として計上したと発表。前期の最終利益は95億円から57億6500万円に下振れて着地した。前期の特損計上の反動もあって、今期の最終利益は前期比35.3%増の78億円を見込む。

出所:MINKABU PRESS

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