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【市況】13日の株式相場見通し=もみ合い、米CPI発表控え様子見ムードに

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 13日の東京株式市場は、強弱観対立のなか2万6000円台前半で売り買いを交錯させる展開となりそうだ。前日の米国株市場では、様子見気分のなかNYダウが引け際にマイナス圏に沈み小幅反落。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も前日終値を挟んだもみ合いの末、結局小幅ながら6日続落となり、連日の年初来安値更新となった。朝方に発表された9月の米卸売物価指数(PPI)は事前コンセンサスを上回り、インフレ警戒感が拭えない状況にある。ただ、開示されたFOMC議事要旨の内容は想定の範囲内で、米長期金利が低下に転じたことからハイテク系グロース株を中心に株価の下支え材料となった。株式需給面でも空売りの買い戻しなどが観測されるなか、下値抵抗力も発揮された。東京市場では米株市場の動きを引き継いで、方向感の定まりにくい地合いとなることが予想される。外国為替市場では1ドル=147円に迫る24年ぶりの円安に振れていることで、輸出株には追い風材料となる。日本時間今晩に発表が予定される9月の米消費者物価指数(CPI)の結果を見極めたいとの思惑が根強く、売り買いともに一方向にポジションを傾ける動きは見込みにくい。

 12日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比28ドル34セント安の2万9210ドル85セントと小反落。ナスダック総合株価指数は同9.093ポイント安の1万417.099だった。

 日程面では、きょうは9月の企業物価指数など。海外では9月の米CPIが発表される。なお、タイ市場は休場となる。

出所:MINKABU PRESS

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