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【市況】7日の株式相場見通し=反落、欧米株全面安でリスク回避の売り優勢に

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 7日の東京株式市場は、リスク回避目的の売りが優勢となり日経平均は下値を試す展開となりそうだ。前日の欧州株市場は発表された9月のECB理事会の議事要旨がタカ派的な内容だったことなどを受け全面安に売られた。また、米国株市場ではFRB高官の積極的な利上げを肯定する発言が相次いだことが嫌気され、景気敏感株などを中心に売られる状況となり、NYダウは340ドルあまりの下落を余儀なくされた。日本時間今晩に発表が予定される9月の米雇用統計発表を控え、米長期金利が3.8%台まで上昇し株価に逆風材料となった。欧米株安を受けて東京市場でも買い手控えムードが広がりそうだ。日経平均は前日まで4連騰と戻り歩調を鮮明とし、この間に1400円近い上昇をみせており、目先的にはスピード警戒感からの利益確定売り圧力も意識されやすい。前日に200日移動平均線との下方カイ離をほぼ解消したが、きょうは再び下値を探る動きを強いられ、米株価指数先物の動向を横目に2万7000円台を割り込む場面も考えられる。

 6日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比346ドル93セント安の2万9926ドル94セントと続落。ナスダック総合株価指数は同75.327ポイント安の1万1073.311だった。

 日程面では、きょうは8月の家計調査と8月の毎月勤労統計、特定サービス産業動態統計、8月の景気動向指数(速報値)、消費活動指数など。海外では9月の米雇用統計、米卸売在庫・売上高、8月の米消費者信用残高など。

出所:MINKABU PRESS

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