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【材料】カーニバルが決算受け大幅安 クルーズ需要の回復の遅れ示す内容=米国株個別

 クルーズのカーニバル<CCL>が大幅安。取引開始直前に6-8月期決算(第3四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想以上に膨らんだほか、売上高も予想を大きく下回った。EBITDAは黒字を回復したものの、予想を大きく下回っている。客室稼働率も84.0%と予想を下回った。クルーズ需要の回復が予想より遅れていることを示唆する内容となった。

 第4四半期については具体的な数字は示していないものの、純損益は赤字を予想しており、EBITDAもゼロから若干のマイナスを予想していると述べた。

 同社は8月中旬にワクチンと検査の要件が緩和されたため、今後の予約件数は2019年よりかなり多いとしている。しかし、第4四半期の予約は過去平均を下回っており、旅行信用の使用により低価格になっているという。2023年については、予約は2019年以前の平均を僅かに上回り、価格もかなり上昇しているとしている。

(6-8月・第3四半期)
・1株損益(調整後):-0.58ドル(予想:-0.18ドル)
・売上高:43.0億ドル(予想:49.1億ドル)
・EBITDA(調整後):3.03億ドル(予想:7.29億ドル)
・客室稼働率:84.0%(予想:86.5%)

(NY時間10:27)
カーニバル<CCL> 7.16(-2.01 -21.89%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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