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【材料】カーマックスが決算受け大幅安 予想を大きく下回る=米国株個別

 自動車販売のカーマックス<KMX>が大幅安。取引開始前に6-8月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。

 同社は声明で「業界が直面する短期的な圧力克服のために、事業全体の効率化をさらに高めることに注力している。オンラインと店舗のシームレス性を高めることで顧客や従業員のオムニチャネル体験をさらに向上させ、多様なビジネスモデルを成長させるなど、長期目標の達成に向けた取り組みに引き続き注力して行く」と述べている。

 一方、アナリストからは、「今回の同社の決算は、パウエルFRB議長には歓迎されるかもしれないが、株価と自動車業界にとっては良くない。自動車の値ごろ感の問題はインフレ圧力、金利上昇、消費者信頼感の低下に起因する。今回の結果はフォード<F>からの警告の直後であることを考えると、自動車産業に対する懸念を悪化させるだろう」との声が出ていた。

(6-8月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.79ドル(予想:1.40ドル)
・売上高:81.4億ドル(予想:85.9億ドル)
  中古車:62.8億ドル(予想:64.1億ドル)
  卸売り:16.9億ドル(予想:20.0億ドル)
  車両保証プラン:1.10億ドル(予想:1.13億ドル)

(NY時間10:05)
カーマックス<KMX> 68.18(-18.24 -21.11%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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