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【市況】東京株式(前引け)=反発、配当落ち分埋めるも買い一巡後は伸び悩む

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 29日前引けの日経平均株価は前営業日比64円34銭高の2万6238円32銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は6億6829万株、売買代金概算は1兆5244億円。値上がり銘柄数は1007、対して値下がり銘柄数は761、変わらずは46銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合株価指数など主要株指数が揃って上昇したことを受けリスク選好ムードとなり、日経平均が切り返しに転じた。きょうは配当落ち分で220円あまりの下押し圧力が働いているが、朝方に270円以上の上昇をみせ2万6000円台半ばまで水準を切り上げる場面があった。しかし買い一巡後は伸び悩む展開となり、米株価指数先物が軟調に推移するのを横目に前引けは64円強の上昇にとどまり、この日の安値圏で着地している。欧米の景気減速に対する警戒感は根強く、上値では戻り売りが表面化し値動きを重くしている。

 個別ではファーストリテイリング<9983>が高く、ソフトバンクグループ<9984>も堅調。塩野義製薬<4507>が大きく買われた。オリエンタルランド<4661>が上昇、リクルートホールディングス<6098>もしっかり。アシックス<7936>が値を飛ばしたほか、ヤマシンフィルタ<6240>も物色人気。フィールズ<2767>も大幅高。半面、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>が下落、商船三井<9104>が大幅安、売買代金トップとなった日本郵船<9101>も大きく水準を切り下げた。日本製鉄<5401>が下値を探り、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>も売られた。西松屋チェーン<7545>、ディア・ライフ<3245>が急落。

出所:MINKABU PRESS

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