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【市況】29日の株式相場見通し=大幅反発、米株高受け目先リバウンド局面に

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 29日の東京株式市場は、主力株をはじめ広範囲に買い優勢の展開となり、日経平均は2万6000円台半ばに大きく切り返す展開が予想される。前日の米国株市場ではNYダウが7日ぶりに急反発、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数はNYダウを上回る2%強の上昇を示した。イングランド銀行(英中銀)が国債の売却開始を10月31日まで延期し、あわせて国債の買い入れを発表した。これを受け英国債利回りが急低下し、米長期金利も連動する形で大幅低下、株式市場に追い風となった。東京市場では9月14日に日経平均が800円近い急落に見舞われて以降、前日までの9営業日で差し引き2400円以上も下落しており、目先的には下げ過ぎ是正の買いが入りやすい。きょうは配当権利落ち日にあたり、その分だけ下押し圧力は働くものの、前日の米株急反発を受けて空売り筋のショートカバーや値ごろ感に着目した押し目買いが幅広い銘柄に流入し、全体相場を押し上げそうだ。

 28日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比548ドル75セント高の2万9683ドル74セントと7日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同222.132ポイント高の1万1051.636だった。

 日程面では8月の建機出荷など。海外では9月の独消費者物価指数(CPI)速報値、4~6月期米GDPの確定値など。

出所:MINKABU PRESS

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