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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):鳥貴族HD、サンオータス、スキヤキ

鳥貴族HD <日足> 「株探」多機能チャートより
■鳥貴族ホールディングス <3193>  2,118円  +123 円 (+6.2%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位
 鳥貴族ホールディングス<3193>が大幅高で3日ぶりに反発。13日の取引終了後、焼き鳥店「やきとり大吉」を全国展開するダイキチシステム(大阪市中央区)の全株式をサントリーホールディングス(大阪市北区)から来年1月4日付で取得し、子会社化すると発表しており、これが好感された。鳥貴族HDが展開する「鳥貴族」と「やきとり大吉」はともに焼き鳥を中心とした飲食店だが、出店立地や主要顧客層が異なるため、買収による補完効果が大きいと判断した。取得価額は非開示。なお、23年7月期業績への影響は現在精査中としている。

■サンオータス <7623>  435円  +18 円 (+4.3%)  本日終値
 サンオータス<7623>が急反発。同社は13日取引終了後、23年4月期第1四半期(5~7月)の連結決算を発表。営業利益が前年同期比4.4倍の7200万円となったことが好感されたようだ。売上高は同1.7%増の39億5800万円となった。売上原価が減少したことに加え、主力のエネルギー事業(石油製品販売、カーケア商品販売、車検・整備)が好調だったことが寄与した。なお、通期業績予想は売上高165億円(前期比2.2%増)、営業利益3億円(同3.5%増)とする従来見通しを据え置いている。

■SKIYAKI <3995>  474円  +19 円 (+4.2%)  本日終値
 SKIYAKI<3995>が大幅高。13日の取引終了後、23年1月期の連結業績予想について、営業利益を1億4000万円から1億9500万円(前期比2.0倍)へ、純利益を1億600万円から1億2600万円(同4.1%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は24億5500万円(同5.0%増)の従来予想を据え置いたものの、売上原価であるECサービスに関連する倉庫物流費用が想定よりも減少したことに加えて、広告宣伝費、給料手当などが想定よりも減少傾向にあることが要因としている。同時に発表した第2四半期累計(2~7月)決算は、売上高11億4600万円(前年同期比2.4%減)、営業利益1億1100万円(前年同期1400万円の赤字)、純利益6800万円(同4.0倍)だった。

■グッドコムアセット <3475>  1,438円  +53 円 (+3.8%)  本日終値
 グッドコムアセット<3475>が全体急落相場に抗して大幅続伸、連日の年初来高値更新と気を吐いている。投資用ワンルームマンションの販売を手掛けるが、不動産運用会社向けで好調な需要を獲得し業績は順調な伸びを示している。13日取引終了後に発表した22年10月期第3四半期(21年11月~22年7月)の営業利益は前年同期比23%増の33億3500万円と好調だった。22年10月期営業利益は前期比11%増の38億100万円を計画している。PER9倍前後と割安感があり、今期年間配当は前期実績比10円の増配となる53円予想で、配当利回りが3.6%台と高いことも買いを誘導している。

■明豊エンタープライズ <8927>  192円  +7 円 (+3.8%)  本日終値
 明豊エンタープライズ<8927>が3日続伸。13日の取引終了後、集計中の22年7月期連結業績について、営業利益が8億2000万円から11億1600万円(前の期比13.6%増)へ、純利益が3億8000万円から6億4000万円(同22.4%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。売上高は123億円から111億6000万円(同9.6%増)へ下振れたものの、不動産販売事業で主要ブランド「MIJAS(ミハス)」「ELFARO(エルファーロ)」などの投資用不動産の販売案件が好調であったことが利益を押し上げたとしている。

■光・彩 <7878>  9,320円  +190 円 (+2.1%)  本日終値
 光・彩<7878>は反発。東京証券取引所が14日売買分から、信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を70%以上(うち現金40%以上)とする信用取引の臨時措置を解除したほか、日本証券金融も同日付で貸借取引銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表しており、短期資金の流入が再び活発化するとの思惑が働いたようだ。

■東邦システムサイエンス <4333>  1,028円  +20 円 (+2.0%)  本日終値
 東邦システムサイエンス<4333>が高い。午後1時ごろ、第2四半期累計(4~9月)単独業績予想について、売上高を71億9600万円から75億円(前年同期比8.4%増)へ、営業利益を6億2700万円から7億300万円(同2.5%増)へ、純利益を4億2900万円から4億8400万円(同2.1%増)へ上方修正し、減益予想から一転して営業増益予想としたことが好感された。通信や公共領域などで、デジタルトランスフォーメーション(DX)案件や基幹系システムの刷新案件などの受注が順調に推移したことが要因としている。

■ベルトラ <7048>  658円  +12 円 (+1.9%)  本日終値
 ベルトラ<7048>が全体波乱相場に逆行し5連騰。国内及び世界150カ国の現地体験ツアー予約サイトを運営していることでインバウンド関連の有力株に位置付けられ、ここ政府の水際対策緩和の動きが追い風となっている。株式需給面では日証金で逆日歩がつくなど需給妙味が指摘され、外資系証券経由の貸株調達による空売りも観測されるなか、買い戻しによる踏み上げ相場の様相をみせている。

■INCLUSIVE <7078>  1,340円  +17 円 (+1.3%)  本日終値
 INCLUSIVE<7078>は反発。13日の取引終了後、同社と子会社のナンバーナインが29日に北海道帯広市で開催される「北海道宇宙サミット 2022」のイベント参加者に、民間ロケット開発を題材にしたスマートフォン特化型縦読みマンガ(ウェブトゥーン)「晴天のデルタブイ」を限定リリースすると発表しており、これが好感された。「晴天のデルタブイ」は北海道大樹町を舞台に、民間ベンチャーロケット会社が開発するロケットを宇宙に到達させるまでの波乱万丈な物語をウェブトゥーンとして描く挫折と挑戦の群像劇。「シリーズ1」は全30話を予定しており、一般リリースの詳細や実写ドラマ化、映画化などについては検討中としている。 

■フォースタートアップス <7089>  3,300円  +25 円 (+0.8%)  本日終値
 フォースタートアップス<7089>が後場プラスに転換。正午ごろ、クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を展開するアンドパッド(東京都千代田区)に出資したと発表しており、これが好感された。なお、同件による23年3月期業績に与える影響は軽微としている。

●ストップ高銘柄
 鈴与シンワート <9360>  2,640円  +500 円 (+23.4%) ストップ高   本日終値
 アルファ <4760>  1,735円  +300 円 (+20.9%) ストップ高   本日終値
 スーパーバッグ <3945>  1,131円  +150 円 (+15.3%) ストップ高   本日終値
 三ッ星 <5820>  7,650円  +1,000 円 (+15.0%) ストップ高   本日終値
 トミタ電機 <6898>  7,760円  +1,000 円 (+14.8%) ストップ高   本日終値
 など、10銘柄

●ストップ安銘柄
 Fインタ <7050>  3,365円  -700 円 (-17.2%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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