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【市況】東京株式(前引け)=急反落、米株波乱受け2万8000円台割れ

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 14日前引けの日経平均株価は前営業日比622円81銭安の2万7991円82銭と急反落。前場のプライム市場の売買高概算は5億7693万株、売買代金概算は1兆4782億円。値上がり銘柄数は162、対して値下がり銘柄数は1636、変わらずは39銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は主力株をはじめほぼ全面安。前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに急落した流れを受けて、リスク回避ムードのなか日経平均が大きく下値を試す展開となった。米国では8月のCPIが市場予想を上回ったことからFRBによる金融引き締めに対する警戒感が再燃、米長期金利の急上昇を背景にハイテク株など中心に幅広く売りが波及し、ナスダック指数の下落率は5%を超えた。これを受け東京市場も投資家心理が急速に悪化、運用リスクを避ける目的で持ち高を減らす動きが加速した。日経平均は一時800円を超える下落をみせ、その後は下げ渋ったものの前引け時点で2万8000円台を下回っている。プライム市場の9割の銘柄が下落した。

 個別では東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>など半導体製造装置関連が下落したほか、任天堂<7974>も値を下げた。ソフトバンクグループ<9984>も安い。キーエンス<6861>が大きく値を下げ、ファーストリテイリング<9983>の下げも目を引く。ヤーマン<6630>は値下がり率トップに売り込まれた。半面、ダブル・スコープ<6619>が堅調、三井ハイテック<6966>も買いが優勢だった。レノバ<9519>、東邦チタニウム<5727>なども上昇した。HEROZ<4382>が値上がり率トップに買われたほか、鳥貴族ホールディングス<3193>、TDCソフト<4687>も値を飛ばした。

出所:MINKABU PRESS

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