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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 9月11日版

日経平均は週明け後に上値を抑えられるか否かで、年末へ向けた動き方が見えてくる
1. 本年9月は横ばいか、上昇の流れになる公算
 前回、「 日経平均株価の9月の月足が積極的な下げ場面になって陰線引けする場合、月初から下降を開始する」と述べました。
 9月の過去の経験則を考慮すると、本年9月が6月20日の安値2万5520円を目指す動きになるなら、8月17日以降の勢いの強い下げの流れを継続する格好で、9月は一気に2万5520円へ到達する展開になると考えられました。しかし、9月7日以降の反発幅が大きくなったことで、9月7日以降は8月17日以降の勢いの強い下げの流れが終息した後の動きと見ることができます。
 前週の反発により、本年9月は横ばいに推移する展開になるか、上昇の流れを作る展開になるかのどちらかになる可能性が大きくなったと言えます。
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