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【通貨】英ポンド週間見通し:上げ渋りか、大幅利上げは織り込み済み

米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより

■堅調推移、米ドル高円安進行の影響受ける

今週のポンド・円は堅調推移。今年後半以降における景気減速の警戒感は消えていないことから、一時161円を下回った。しかしながら、米ドル・円相場は円安方向に振れたこと、原油先物が反転したことからポンド売り・米ドル買いは縮小し、一部でリスク選好的なポンド買い・円売りが優勢となった。取引レンジ:160円63銭-166円32銭。

■上げ渋りか、大幅利上げは織り込み済み

来週のポンド・円は上げ渋りか。英国の記録的なインフレ高進で英中央銀行金融政策委員会(MPC)は次回会合で大幅利上げを決定すると予想されており、ポンド買い優勢となりそうだ。ただ、英中銀当局者は景気後退入りに警鐘を鳴らしており、新たなポンド買い材料が提供されない場合、ポンド買い・円売りが一巡した後はポンド売りが増える可能性がある。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・14日:8月消費者物価コア指数(7月:前年比+6.2%)

予想レンジ:163円50銭-166円50銭

《FA》

 提供:フィスコ

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