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【市況】アジア株 香港豪州は1週間ぶり高値 台湾株は史上最高値、TSMC初めて1000台湾ドルに乗せる

アジア株 香港豪州は1週間ぶり高値 台湾株は史上最高値、TSMC初めて1000台湾ドルに乗せる

東京時間11:02現在
香港ハンセン指数   18029.77(+51.20 +0.28%)
中国上海総合指数  2990.06(+7.68 +0.26%)
台湾加権指数     23456.17(+283.74 +1.22%)
韓国総合株価指数  2815.37(+21.36 +0.76%)
豪ASX200指数    7819.70(+79.82 +1.03%)

アジア株は総じて上昇、前日のナスダック高を好感して買い優勢で始まった。米経済統計が総じて弱い内容となったことから米利下げ期待が高まった。

香港株は続伸、1週間ぶり高値をつけている。美団やレノボ、JDドットコム、シャオミ、バイドゥ、アリババ、テンセントホールディングス、ネットイースなどハイテク関連が総じて上昇。自動車や消費者サービス、不動産も軒並み上昇している。

米利下げ期待が高まっている一方で、トランプリスクは残っている。トランプ氏が米大統領に返り咲いた場合、インフレが加速するとの見方が広がっている。香港は金融政策を米国に連動させているため、米利下げ回数が減少するようであれば香港の基準金利引き下げ回数も減ってしまう。

上海株は反発、元安一服受け投資家心理がやや改善している。ただ、上値は重い。
中国財新の非製造業PMIが8カ月ぶり低水準となったことが引き続き懸念されているもよう。トランプ氏は大統領に返り咲いた場合、中国製品に60%超の関税を課す方針を示しているほか、EUが中国のオンライン小売業者の製品に対し関税を課す計画との報道が伝わっており、西側諸国との対立激化も懸念されている。また、今月半ばに開催される第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)では「大規模」な景気支援策は期待できないとの見方も広がっている。

豪州株は1.03%高、1週間ぶり高値をつけている。BHPグループやリオティント、ニューモント、ミネラル・リソーシズ、エボリューション・マイニングなど素材関連が大幅高となっている。金やアルミニウム、鉄鉱石など商品価格が上昇していることが材料視されている。

台湾株は大幅高、ナスダック高を受け半導体関連を中心にハイテク株に買いが集中している。半導体大手のTSMCは2.2%高と上場来高値を更新。初めて1000台湾ドルの大台をつけた。

出所:MINKABU PRESS

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