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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ネクソン、日揮HD、スクエニHD

ネクソン <日足> 「株探」多機能チャートより
■ネクソン <3659>  2,834円  +177 円 (+6.7%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位
 ネクソン<3659>が急騰、一時10.2%高で2929円まで買われる場面があった。前週末まで3日連続安と株価水準を切り下げていたがすべて陽線であり、引けにかけて押し目を拾う動きが観測されていた。市場では「特に目立った材料は出ていないものの、ここ韓国系の銘柄に株価を大きく人気化させる銘柄が目立っており、その一角に位置する同社株も思惑買いを誘導したようだ」(中堅証券ストラテジスト)としている。韓国系銘柄で最近株価を変貌させた銘柄としては、ダブル・スコープ<6619>やガーラ<4777>などが挙げられる。

■日揮ホールディングス <1963>  1,984円  +88 円 (+4.6%)  本日終値
 日揮ホールディングス<1963>が大幅高で3日続伸。SMBC日興証券が2日付で投資評価「1」を継続し、目標株価を2500円から2600円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、第1四半期決算時に会社予想営業利益は上方修正された(新会社予想営業利益290億円)が、為替要因のみを反映させたものであり、第1四半期にみられたプロジェクト採算の改善や、機能材製造事業の堅調な業績、会社計画対比での更なる円安傾向を踏まえると、もう一段の上振れ余地があるものと予想。23年3月期の営業利益予想を301億円から370億円へ、24年3月期を同421億円から500億円へ上方修正している。

■スクエニHD <9684>  6,220円  +200 円 (+3.3%)  本日終値
 スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は反発。前週末2日の取引終了後、特定子会社株を売却したのに伴い、第2四半期の連結業績に株式売却益約100億円を特別利益として計上する見込みと発表しており、これを好感した買いが入った。なお、23年3月期の業績予想に与える影響は精査中としている。

■凸版印刷 <7911>  2,245円  +70 円 (+3.2%)  本日終値
 凸版印刷<7911>は全体軟調地合いに抗して続伸、もみ合い上放れの動きを示している。前週末2日取引終了後、23年3月期の業績予想の修正を発表、最終利益を従来予想の430億円から680億円(前期比45%減)に大幅に増額しており、これが株価を刺激する格好となった。保有する1銘柄の売却により特別利益434億円を計上することで、最終利益を押し上げる。上場銘柄の株式売却について会社側は非開示ながら、同社の保有銘柄から判断してリクルートホールディングス<6098>の株式である可能性が高いとみられている。

■ストライク <6196>  3,980円  +90 円 (+2.3%)  本日終値
 ストライク<6196>が続伸。午前10時ごろ、東海税協広栄会(名古屋市中村区)及び大阪・奈良税理士協同組合(大阪市中央区)と業務提携契約を締結したと発表しており、これが好材料視された。高度な税務の専門的知識を持つ税理士及び税理士法人である両組合の会員と、M&Aの相手先探索や仲介を専門とするストライクが協力することで、より満足度の高いサービスの提供を目指すという。

■図研 <6947>  3,515円  +70 円 (+2.0%)  本日終値
 図研<6947>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が2日付で投資評価「バイ」を継続し、目標株価を3980円から4950円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。23年3月期第1四半期決算を受けて、23年3月期の同証券予想を営業利益で44億円から55億円へ上方修正した。主力のCR-8000など収益性の高い自社製ソフトの受注好調が主因で、回復が遅れていたCR-8000の受注がようやく2ケタ増に復調していることを評価している。

■日本電産 <6594>  9,123円  +104 円 (+1.2%)  本日終値
 日本電産<6594>が続伸。株価は一時、前週末に比べマイナス圏に転じる場面もあったが、下値には買いが入り値を上げた。日本経済新聞社は近く、日経平均株価の定期入れ替えを発表するとみられているが、その新規採用銘柄の有力候補として日電産を挙げる見方が出ている。SMC<6273>やオリエンタルランド<4661>なども採用候補とされている。日経平均株価の構成銘柄に採用された場合、機関投資家やインデックスファンドなどからの新規組み入れに絡む資金の流入で、株価の上昇が期待されている。

■川崎重工業 <7012>  2,624円  +21 円 (+0.8%)  本日終値
 川崎重工業<7012>が3日ぶりに反発している。この日、セントラルヘリコプターサービス(愛知県豊山町)から最新型ヘリコプター「H145//BK117 D-3」(以下D-3)を受注したと発表しており、これが好材料視された。同社向けD-3としては3機目の受注で、1、2機目と同様にドクターヘリとして運用される予定。なお、同件により同社のD-3の受注実績は累計14機となる。

■プレナス <9945>  1,908円  +13 円 (+0.7%)  本日終値
 プレナス<9945>は6日ぶりに反発。前週末2日の取引終了後に発表した8月度の月次速報で、主力のほっともっとの既存店売上高が前年同月比1.6%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。また、やよい軒の既存店売上高は同29.8%増、MKレストランの既存店売上高は同34.1%増とともに伸長した。

■牧野フライス製作所 <6135>  4,320円  +20 円 (+0.5%)  本日終値
 牧野フライス製作所<6135>が3日ぶりに反発。前週末2日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を51万株(発行済み株数の2.13%)、または20億円としており、取得期間は22年9月5日から23年3月31日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするためという。

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