【市況】東京株式（前引け）＝前日比７８９円安、ＮＹ急落を受け全面安に

　２９日前引けの日経平均株価は前週末比７８９円７０銭安の２万７８５１円６８銭。前場のプライム市場の売買高概算は５億７４９１万株、売買代金は１兆３７２５億円。値上がり銘柄数は１０９、値下がり銘柄数は１６９０、変わらずは３８銘柄だった。

　日経平均株価は急落。前週末２６日の米株式市場は、パウエル米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長がジャクソン会議での講演で、インフレ抑制策をやり遂げるまで続けると発言するなどタカ派姿勢を鮮明とした。これを受けＮＹダウは１００８ドル安と急落した。週明け２９日の東京市場も全面安となり、日経平均株価は２万８０００円を割り込んだ。半導体関連などハイテク株を中心に売られた。

　個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>が安く、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>など半導体関連株が売られた。日本郵船<9101>や商船三井<9104>も安い。東京電力ホールディングス<9501>やメルカリ<4385>が下落した。半面、いすゞ自動車<7202>、JFEホールディングス<5411>が値を上げた。

出所：MINKABU PRESS