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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 次第に利益確定が優勢も、2万9000円を挟んで底堅さは意識される


 日経225先物は11時30分時点、前日比20円高の2万8960円(+0.06%)前後で推移。寄り付きは2万9050円と、シカゴ日経平均先物(2万9105円)にサヤ寄せする格好から買い先行で始まり、現物の寄り付き直後には2万9140円まで買われた。買い一巡後は週末要因もあって次第に利益確定の売りが優勢となり、前場半ばには2万8900円と下落に転じる場面も見られた。その後は買い戻しにより持ち直し、小幅ながらプラス圏での推移を継続。

 日経225先物は米ハイテク株の強い動きが支援材料となり、東京エレクトロン <8035> [東証P]などが指数をけん引する格好だった。一方で、足元で強い値動きを継続していファーストリテイリング <9983> [東証P]が利食い優勢の動きを見せており、指数の重荷となった。日経225先物は買い一巡後は下落に転じる場面があったが、2万9000円を挟んで底堅さは意識されており、押し目買い意欲の強さが窺える。また、週末要因から手控えもありそうだが、底堅さが目立つようだと、引けにかけてショートカバーが入る可能性は意識しておきたい。なお、NT倍率は先物中心限月で一時14.49倍まで低下する場面も見られた。利益確定のリバランスが入りやすい一方で、調整局面でNTロングのポジションを組成する動きが入ってくるかが注目されよう。

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