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【市況】18日の株式相場見通し=反落、米株安で利益確定売り優勢に

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 18日の東京株式市場は、主力株をはじめ広範囲に売りが優勢となり日経平均は反落する公算が大きい。前日の米国株市場ではNYダウが6営業日ぶりに安くなり3万4000ドル台割れとなったほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も下落し1万3000大台を割り込んでおり、これを受けてリスク回避姿勢が強まりそうだ。注目された7月開催分のFOMC議事要旨は警戒されているほどタカ派寄りではなかったとの見方で、NYダウは一時プラス圏に切り返す場面もあったが、その後売り直された。前週末に日経平均は700円を超える上昇をみせたが、今週に入ってからも上値指向が続いている。直近4営業日で1400円あまり水準を切り上げており、前日はフシ目の2万9000円大台ラインも突破し、1月につけた年初来高値を視野に捉えた。ただ目先はスピード警戒感からの利益確定売りも出やすい場面にある。きょうは2万9000円台を割り込む局面が想定されるが、売り一巡後は空売り筋の買い戻しや押し目買いで下げ渋る可能性もある。

 17日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比171ドル69セント安の3万3980ドル32セントと6日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同164.426ポイント安の1万2938.123だった。

 日程面では、きょうはフィリピン中銀、ノルウェー中銀、トルコ中銀の金融政策決定会合の結果発表、8月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数、7月の米中古住宅販売件数、7月の米景気先行指数など。

出所:MINKABU PRESS

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