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【市況】15日の株式相場見通し=続伸、米株大幅高を受けリスクオン継続

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 15日の東京株式市場は主力株中心に広範囲にリスクを取る動きが継続し、日経平均は続伸して2万8000円台後半に歩を進めそうだ。前週末に空売りの買い戻しをバネに700円を超える急伸をみせた日経平均だが、米国株株市場が一段と上値指向を強めていることで強気優勢の地合いが続く公算が大きい。前週末の米国株市場はリセッション懸念が後退する一方で、インフレのピークアウトを示唆する経済指標が相次いだことで、これを拠りどころにハイテク株などを中心に投資資金の流入が続いた。FRBによる金融引き締めピッチが鈍化するとの思惑から幅広い銘柄に買いを誘い、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大幅高となった。外国為替市場ではドル高・円安基調にあり、東京市場ではこれもハイテクや自動車株など輸出セクターに追い風となる。ただ、日経平均の騰落レシオなどテクニカル指標は過熱感を示しており、先物主導で水準を切り上げた後は目先利益確定の動きが上値を重くする可能性もある。

 12日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比424ドル38セント高の3万3761ドル05セントと大幅高で3日続伸。ナスダック総合株価指数は同267.273ポイント高の1万3047.186だった。

 日程面では、きょうは4~6月期GDP速報値など。海外では7月の中国小売売上高、工業生産高、7月の中国固定資産投資、8月のNY連銀製造業景況指数など。なお、韓国、インド市場は休場。

出所:MINKABU PRESS

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