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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 2万7750円辺りでの底固めから、若干ながら押し目狙いのロングを意識


 日経225先物は11時30分時点、前日比200円安の2万7760円(-0.71%)前後で推移。寄り付きは2万7820円とシカゴ日経平均先物(2万7820円)にサヤ寄せする格好で売り先行で始まった。その後、2万7910円まで下げ幅を縮めたが戻りは鈍く、現物の寄り付き直後には2万7710円まで売られた。ただし、前場半ば以降はこう着感が強まり、2万7750円~2万7850円辺りでの保ち合いを継続している。

 日経225先物は開始直後に若干値幅が出たものの、その後は2万7800円を挟んだ狭いレンジで推移している。米国市場では前日のエヌビディア<NVDA>に続いて、マイクロン・テクノロジー<MU>も業績見通しを引き下げるなど収益懸念が高まるなか、東京エレクトロン <8035> [東証P]が続落で始まったほか、前日に年初来高値を更新していたファーストリテイリング <9983> [東証P]も利食いに押されるなど、指数インパクトの大きい値がさ株の下げによって、相対的に日経平均型の弱さが目立つ。そのため、NT倍率は先物中心限月で一時14.37倍に低下する場面も見られた。

 後場もこう着感は強まりそうだが、東京エレクトロンやソフトバンクグループ <9984> [東証P]などは売り一巡後は下げ渋りを見せていることもあり、下へのバイアスが強まる状況にはなりづらいだろう。オプション権利行使価格の2万7750円辺りでの底固めから、引けにかけては若干ながら押し目狙いのロングが意識されそうである。

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