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【特集】エヌ・シー・エヌ Research Memo(6):2022年3月期は上方修正で売上高・各利益で過去最高を更新(2)

エヌシーエヌ <日足> 「株探」多機能チャートより

■エヌ・シー・エヌ<7057>の業績動向

3. 財務状態
資産合計は6,823百万円となり、前期末に比べ1,719百万円増加した。これは主に現金及び預金が631百万円、売掛金が508百万円、有償支給未収入金が317百万円増加したことによるものである。負債合計は4,634百万円となり、同1,524百万円増加した。これは主に買掛金が1,050百万円、電子記録債務が269百万円、預り保証金が54百万円増加したことによるものである。純資産合計は2,189百万円となり、同195百万円増加した。主に利益余剰金215百万円の増加によるものである。これにより、連結ベースの自己資本比率は31.7%となった。

キャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローは997百万円の収入となった。増加要因として税金等調整前当期純利益の増加419百万円、減価償却費の増加95百万円、仕入債務の増加1,320百万円。減少要因としては、売上債権の増加831百万円である。投資活動によるキャッシュ・フローは285百万円の支出となった。R&Dセンターへの投資による有形固定資産の支出100百万円、システム投資による無形固定資産の支出141百万円によるものである。もっとも、R&Dセンターは国産材の利用率向上や、大規模木造建築の引き合い増加に伴う接合部の開発強化、SE構法のシステム強化など木構造の基礎研究を目的としているほか、BIM事業の拡大に向けた投資など、成長が見込まれるDXに向けた成長投資である。同社は上場来、社内の顧客管理システムほか、多くのソフトウェアの投資を行っているが、DXに対するシステム投資には一切余念がない。財務活動によるキャッシュ・フローは80百万円の支出となり、配当金の支払額90百万円によるものである。現金及び現金同等物の期末残高は、前期末に比べ631百万円増加し、3,537百万円とキャッシュリッチである。

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)

《SI》

 提供:フィスコ


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