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【市況】ダウ平均は小幅安で始まる 景気後退への懸念も明日の米雇用統計を控え様子見=米国株序盤

NY株式4日(NY時間10:05)
ダウ平均   32781.19(-31.31 -0.10%)
ナスダック   12717.55(+49.39 +0.40%)
CME日経平均先物 27955(大証終比:+5 +0.02%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅安で始まっている。この日の英中銀金融政策委員会(MPC)を受けて市場は、リセッション(景気後退)への懸念を強めている。ただ、明日の米雇用統計の発表を控えて様子見気分が強く、小幅な動きに留まっている。

 8月は冴えないスタートを切ったものの、企業の好決算もあり前日は急速に回復していた。第2四半期の決算は、ウクライナ紛争、インフレ高騰、中国のロックダウン、FRBの積極利上げといった複数の懸念から、株式市場の回復を支援している。

 米株式市場の関心はインフレや、それに伴うFRBの積極利上げから、景気後退にシフトしている。前日のISM非製造業景気指数は予想を上回る内容となったが、インフレ懸念よりも、景気後退への警戒感の後退に繋がっていた。

 明日の7月の米雇用統計については、非農業部門雇用者数(NFP)は25万人増が予想されている。経済活動の低下に伴い企業が雇用を削減したため、上半期の月平均45万人増からは伸び鈍化が見込まれているものの、力強い労働市場を示す数字ではある。景気後退局面に入ったとの懸念も出ている中でも、7月の米雇用統計は企業は健全なペースで採用を継続したと予想されている。小売業や建設業に弱さが見られる可能性はあるものの、雇用の増加は引き続き広範な範囲に及んでいることが予想されている。

アップル<AAPL> 166.37(+0.24 +0.14%)
マイクロソフト<MSFT> 282.95(+0.48 +0.17%)
アマゾン<AMZN> 140.78(+1.26 +0.90%)
アルファベットC<GOOG> 119.27(+0.49 +0.41%)
テスラ<TSLA> 938.88(+16.69 +1.81%)
メタ・プラットフォームズ<META> 169.77(+0.97 +0.57%)
AMD<AMD> 100.65(+2.56 +2.61%)
エヌビディア<NVDA> 191.75(+2.82 +1.49%)
ツイッター<TWTR> 40.94(-0.06 -0.15%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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