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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 NT倍率は6月高値を突破し1月以来の水準に接近、NTロングによるスプレッド狙いの動き


 日経225先物は11時30分時点、前日比160円高の2万7870円(+0.57%)前後で推移。寄り付きは2万7970円とシカゴ日経平均先物(2万7975円)にサヤ寄せする格好から買い先行で始まった。開始直後に2万8000円を回復したものの、同水準では強弱感が対立。前場半ば辺りから利食いが優勢となり、前引け直後には2万7830円まで上げ幅を縮めた。

 日経225先物は心理的な抵抗線として意識されている2万8000円を一気に上放れる動きを見せられず、その後は利食いに押される格好となった。とはいえ、下値を売り込む形のショートは限られており、オプション権利行使価格の2万7875円辺りでの底堅さが見られる。5日移動平均線を上回って推移しているものの、後場に発表を控えるトヨタ自動車 <7203> [東証P]の決算反応を見極めたいとするムードもある。なお、NT倍率は先物中心限月で一時14.46倍に上昇し、6月の戻り高値である14.42倍を上回ってきた。トヨタの決算をきっかけにリバランスも意識されそうだが、1月4日の14.48倍に迫ってきており、引き続きNTロングによるスプレッド狙いの動きが入りやすいだろう。

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