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【材料】任天堂は売り買い錯綜、営業2ケタ減益も下げの反動でリバウンド

任天堂 <日足> 「株探」多機能チャートより
 任天堂<7974>は売り買いが錯綜する展開となっている。売買代金はプライム市場で首位(午前9時15分現在)。同社が3日取引終了後に発表した23年3月期第1四半期(22年4~6月)決算は最終利益が前年同期比28%増の1189億8400万円と3割近い伸びを示した。外国為替市場で急速に進む円安の効果で為替差益が発生し反映された。

 ただ、半導体不足の影響で家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売が低調で売上高は前年同期実績を5%下回った。本業のもうけを示す営業利益も同15%減の1016億4700万円と2ケタ減益を余儀なくされており、今回の決算は株価的にはネガティブに働きやすい。ただ、同社株は前日まで4日続落するなど、決算発表に先駆けて売り込まれており、きょうは空売りの買い戻しなども観測され、前日終値近辺で強含みで推移している。

出所:MINKABU PRESS

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