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【市況】NY株式:NYダ416ドル高、景気後退懸念が和らぐ

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

ダウ平均は416.33ドル高の32812.50ドル、ナスダックは319.40ポイント高の12668.16で取引を終了した。セントルイス連銀のブラード総裁がインタビューで、国内経済が景気後退ではないとしたため、懸念緩和に伴う買戻しに寄り付き後、上昇。さらに、7月ISM非製造業景況指数が予想外に改善し4月来の高水準となったことも景気への懸念を一部払しょくし一段の買いに繋がった。金利動向も安定し、ハイテク株の買いが続いたことも、相場を後押し。引けにかけ、主要株式指数は上げ幅を拡大した。セクタ?別ではテクノロジー・ハード機器、小売りの上昇が目立った。

コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)は四半期決算で、中国の経済封鎖による売上減少も国内の強い売上が相殺し、純売上が予想を上回り、上昇。オンライン決済会社のペイパル(PYPL)は第2四半期決算で内容が予想を上回ったほか、見通しを引上げ、さらに、アクティビスト(物言う投資家)で知られるエリオットマネジメントとの情報共有で合意、150億ドル規模の自社株買い計画やコスト削減などの企業再編策が好感され大幅上昇。ヘルスケアのCVSヘルス(CVS)は第2四半期決算が予想を上回ったほか、新型コロナ検査キット、風邪薬などの売り上げが強く既存店売上が前年同期比で8%増を発表し、上昇した。バイオのモデルナ(MRNA)も第2四半期決算の内容が予想を上回ったほか、30億ドル規模の自社株買い計画を発表し、上昇。一方で、旅行情報・予約サイト運営のエアビー・アンド・ビー(ABNB)は第2四半期決算で収益が予想を下回り売られた。

カジノ経営のMGMリゾーツ(MGM)は取引終了後に決算を発表。強い需要が奏功し四半期での過去最高益を記録し、時間外取引で買われている。





Horiko Capital Management LLC

《FA》

 提供:フィスコ

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