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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 アルファベットの時間外の上昇が安心感につながりプラス圏を回復、上値抵抗の5日線を試す


 日経225先物は11時30分時点、前日比10円高の2万7660円(+0.03%)前後で推移。寄り付きは2万7540円とシカゴ日経平均先物(2万7415円)を上回り、小幅な下落で始まった。現物の寄り付き直後には2万7490円まで売られたもののシカゴ先物水準まで下げることはなく、底堅さが意識された。売り一巡後は下落幅を縮め、前場半ばにかけて前日比変わらず水準まで回復。さらに、前引けにかけて2万7680円まで買われる場面も見られた。

 日経225先物は朝方こそ米国市場が下落した影響で売りが先行したが、時間外取引で決算評価からアルファベット<GOOGL>が5%近く、テキサスインスツルメンツ<TXN>も3%近く上昇したことが材料視されて、押し目狙いのロングの動きとなった。また、グローベックスのナスダック100先物が前日の下落分をほぼ埋める形で上昇していることも安心感につながったようだ。ただし、ナイトセッションで上値を抑えられていた5日移動平均線(2万7740円)に上値を抑えられる形状であるため、後場は同線を捉えることができるか注目されよう。なお、NT倍率は先物中心限月で14.19倍に低下して始まったものの、同水準に位置する75日線が支持線として機能する格好から切り返しており、14.24倍まで上昇した。

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