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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 7月18日版

1. 7月の月足が陰線引けするときの値動きのパターン
 図1、図2は、 日経平均株価の7月の月足が陰線引けした年の展開を示しています。
 1990年から2021年までの期間で、7月の日経平均株価の月足が陰線引けした年は19回あります。図1は、7月の月初に価格が下降する場合の展開、図2が7月の月初に価格が上昇する場合の展開です。
 月初の価格が下降する展開は、月中に押し目をつけていったん値を戻すパターンと、月初から月末頃まで下げの流れを継続するパターンに分かれます。
 月初の価格が上昇する展開は、月中まではっきりとした上げの流れを作り、戻り高値をつけた後、月末までに上げた分以上を押し戻されて陰線引けするパターンと、月初の上昇がすぐに上値を抑えられた後、保ち合いの動きになるパターンに分けられます。
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