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【材料】仮想通貨を買戻そうという機運は依然見られない=米国株個別

 きょうの米株式市場は買い戻しが膨らんでいる中、仮想通貨関連株はまちまちの動きをしている。先月は見切り売りが加速していたビットコインもここに来て下げを一服させており、関連株も追随した動きを見せている。

 しかし、リセッション(景気後退)への警戒感が広まる中で投資家のリスク許容度も低下しており、仮想通貨を買戻そうという機運は依然見られていない。そのような中、ビットコインは2万ドルの安値圏での揉み合いに終始しており、さらなる下値をうかがいそうな気配も出ている。

 市場からは、ビットコインは最近の急落後、いくらかの猶予を楽しんでいるようだが、それは仮想通貨がより実質的に回復するという楽観的な根拠にはならないとの声も出ている。

 広範なリスク環境と業界の倒産等のニュースを考慮すると、短期的な見通しに明るさはないという。どちらかといえば、ビットコインが今後下値を切り下げるケースが有力で、その場合、倒産がより大きな材料になる可能性があるという。

(NY時間14:24)
コインベース<COIN> 53.10(-0.32 -0.60%)
マラソン・デジタル<MARA> 7.88(-0.12 -1.54%)
ライオット<RIOT> 5.50(+0.18 +3.38%)
マイクロストラテジー<MSTR> 209.13(+4.54 +2.22%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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