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【市況】東京株式(前引け)=続伸、円安など追い風に朝安後切り返す

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 14日前引けの日経平均株価は前営業日比185円43銭高の2万6664円20銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は4億9572万株、売買代金概算は1兆1208億円。値上がり銘柄数は868、対して値下がり銘柄数は848、変わらずは119銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は朝方は売り優勢の展開で始まったが、下値では押し目買いや空売り買い戻しの動きが活発で、売り一巡後はプラス圏に浮上した。6月の米CPIはコンセンサスを上回る高い伸びとなったが、米国株市場で主要株価指数が後半持ち直したこともあり、過度な不安心理が後退した。為替が急速にドル高・円安に振れたことで輸出株中心に買いを誘う形となり、全体指数を押し上げている。なお、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数はいずれも900を下回り拮抗した状態にある。売買代金は低調だった。

 個別ではレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が高く、ソフトバンクグループ<9984>もしっかり。日本電産<6594>、キーエンス<6861>なども上昇した。ファーストリテイリング<9983>も買いが優勢。ウイングアーク1st<4432>が値を飛ばした。半面、東京電力ホールディングス<9501>が大幅反落、日立製作所<6501>も安い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも軟調。東京海上ホールディングス<8766>も売りが優勢。ジンズホールディングス<3046>、マネーフォワード<3994>が急落した。コシダカホールディングス<2157>も大きく値を下げた。

出所:MINKABU PRESS

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