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【材料】USEN-NEXT HOLDINGS---マテリアリティに沿った重要指標(KPI)を策定

USENHD <日足> 「株探」多機能チャートより

USEN-NEXT HOLDINGS<9418>は20日、マテリアリティに沿った重要指標(KPI)を策定し、2025年度までの目標を掲げたことを発表した。環境問題や社会課題が深刻化する中で、同社は、サステナビリティを優先的に取り組むべき課題として4つのマテリアリティ(重要課題)「Environment(環境)・Social(社会)・Governance(企業統治)・Business(当社の事業)」を掲げ、サステナブルな社会の実現を目指す取り組みを強化している。

具体的な内容として、Environment(環境)においては脱炭素への貢献、循環型社会の構築、自然との共生、生物多様性への対応を目標テーマとしてそれぞれKPIを策定した。一例として、脱炭素への貢献では、Scope1.2(TCFD 提言の温室効果ガス排出量)合計のCO2排出量削減率をKPIに設定し、2025年度目標(※)で22%以上を目指す。

Social(社会)においては従業員への配慮、人材育成・開発、健康への配慮、Diversity, Equity & Inclusionの推進、サプライチェーンへの対応、地域課題への対応、社会課題への対応を目標テーマとしてそれぞれKPIを策定した。一例として、従業員への配慮では従業員アンケートにおけるフレックスタイム制度の浸透度・効果実感のポジティブ回答率をKPIに設定し、2025年度目標(※)で90%以上を目指す。

Governance(企業統括)においてはコンプライアンス、コーポレートガバナンスコード対応情報開示、リスクマネジメントを目標テーマとしてそれぞれKPIを策定した。一例として、コンプライアンスではコンプライアンス研修(eラーニング)の回答率をKPIに設定し、2025年度目標(※)で100%を目指す。

Business(同社の事業)においては、店舗DX、施設DX、ライフスタイルDXを目標テーマとしてそれぞれKPIを策定した。一例として、店舗DXではDX商材導入による、店舗の業務削減時間と来店客の待ち時間の削減時間に導入店舗数を掛け合わせた「Hospitality Index」という独自指標をKPIに設定し、2025年度目標(※)で2.2倍増を目指す。

今後はKPIに沿った取り組みを強化するとともに、毎年実績の管理・開示を行い、さらなるサステナビリティ活動の推進を行っていくとしている。

※2025年度目標は、2021年8月時点の数値を基準として設定している。

《ST》

 提供:フィスコ

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