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【特集】日ダイナミク Research Memo(8):2023年3月期増収・2桁営業増益予想、さらに上振れの可能性

日ダイナミク <日足> 「株探」多機能チャートより

■今後の見通し

● 2023年3月期連結業績予想の概要
日本コンピュータ・ダイナミクス<4783>の2023年3月期の連結業績予想は、売上高が2022年3月期比2.2%増の21,000百万円、営業利益が10.8%増の1,000百万円、経常利益が7.6%増の1,030百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が30.9%増の600百万円としている。

IT関連事業(システム開発事業、サポート&サービス事業)の売上高計画は2022年3月期比2.3%増の14,800百万円としている。顧客企業におけるDX投資拡大も背景として順調に伸長する見込みで、システム開発事業では生損保の既存顧客を中心とする新規領域の案件獲得、サポート&サービス事業では保守・運用の拡大を推進する。パーキングシステム事業の売上高計画は2.1%増の6,200百万円としている。不透明感があるものの、コロナ禍の影響が和らいで緩やかな回復が続く見込みとしている。コスト面では人的資本やDX推進に伴う戦略的投資を拡大するが、増収効果や生産性向上効果などで吸収して2桁営業増益予想としている。なお親会社株主に帰属する当期純利益については減損損失計上が一巡して大幅増益予想としている。全体としては保守的な印象が強く、弊社では会社予想に上振れの可能性があると評価している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

《ST》

 提供:フィスコ

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