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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 自律反発狙いの買い一巡後は5月安値に向けたショートが強まる


 日経225先物は11時30分時点、前日比290円安の2万5490円(-1.12%)前後で推移。寄り付きは2万6060円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万5930円)にサヤ寄せする格好から買い先行で始まった。開始直後には2万6170円まで買われ、心理的な上値抵抗線の5日移動平均線水準まで上昇。だが、同線を明確に上放れることはできず、次第に戻り待ちの売りに押されて、前場半ばには前日比変わらずの水準まで軟化した。さらに前引けにかけて下げ幅を広げると、2万5450円まで売られる場面も見られた。

 日経225先物は朝方こそ、先週の大幅な下落に対する自律反発狙いの買いが先行したものの、切り下がる5日線に上値を抑えられる格好となるなか、5月安値に向けたショートの動きが強まった。一時2万5450円まで売られたことによって5月安値を下回ったものの、水準としては2点底を意識させる水準での攻防である。テクニカル面ではボリンジャーバンドの-2σを下回っており、売られ過ぎシグナルから短期筋のショートカバーは入りやすいといえる。もっとも、指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]が昨年10月以来の水準まで売られている状況のなか、ショート優位の需給状況であろう。

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