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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):エアトリ、東レ、ファストリ

東レ <日足> 「株探」多機能チャートより
■積水ハウスR <3309>  79,600円  +4,100 円 (+5.4%)  本日終値
 15日に決算を発表。「今期経常は4%増益へ」が好感された。
 積水ハウス・リート投資法人 <3309> [東証R] が6月15日大引け後(15:00)に決算を発表。22年4月期の経常利益は前の期比20.8%減の67.4億円になったが、22年10月期は前期比3.7%増の69.9億円に伸びる見通しとなった。
  ⇒⇒積水ハウスRの詳しい業績推移表を見る

■キョウデン <6881>  615円  +30 円 (+5.1%)  本日終値
 キョウデン<6881>が急反発。同社は15日取引終了後に、22年3月期を初年度とする5カ年の中期経営計画を更新。最終年度となる26年3月期の連結売上高目標を従来の846億円から942億円(22年3月期実績は573億5800万円)に上方修正したことが好感されたようだ。営業利益の目標は従来通り125億円(同50億9600万円)で据え置いた。主要製品であるプリント配線板を取り巻く市場が半導体、電子機器、自動車、産業機器分野で想定以上に伸長しているなか、足もとの受注環境が好調に推移していることが主な要因だとしている。

■エアトリ <6191>  2,653円  +103 円 (+4.0%)  本日終値
 エアトリ<6191>、エイチ・アイ・エス<9603>、HANATOUR JAPAN<6561>など旅行関連株がいずれも買い人気となり大きく切り返しに転じている。岸田政権では、外国人観光客の入国規制緩和を進めるほか、来月前半から都道府県による観光割引キャンペーン「県民割」について対象となる旅行先を全国に広げると表明したことが伝わっている。また、足もと外国為替市場で円安が進んでいることもあって、外国人観光客の訪日ニーズは高まっており、同関連株のビジネスチャンス拡大に向けた思惑は根強い。株価的には6月初旬から調整を入れていた銘柄が多く、全体相場が足もとリスク選好の流れに変わっていることで、値ごろ感からの買いを誘導しているもようだ。

■東レ <3402>  732.6円  +28.4 円 (+4.0%)  本日終値
 東レ<3402>が大幅続伸。SMBC日興証券が15日付で同社の投資評価「1(強気)」を据え置き、目標株価を前回の930円から940円に引き上げたことが好材料視されたようだ。レポートでは、ボーイング787向けの回復局面が近づいていると推察するほか、風力発電翼向け炭素繊維の見通しも一段と改善すると指摘。景況感の悪化による影響は懸念事項だが、株式市場での注目度が高い炭素繊維の利益成長に期待できる局面とみて、投資評価「1」を再強調している。

■ソフトウェア・サービス <3733>  6,300円  +220 円 (+3.6%)  本日終値
 ソフトウェア・サービス<3733>が大幅高で3日続伸。15日の取引終了後に発表した5月度の売上高が前年同月比1.5%増の15億5400万円となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。また、受注高は同2.4倍の22億4100万円に拡大し、受注残高も同65.1%増の87億3700万円に膨らんでいる。

■イオンファンタジー <4343>  2,552円  +78 円 (+3.2%)  本日終値
 イオンファンタジー<4343>が4日ぶりに大幅反発。15日の取引終了後に発表した5月度の国内既存店売上高が前年同月比45.2%増に伸び、15カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。プライズ部門では人気動画チャンネル「エガちゃんねる」とコラボレーションした限定景品・カプセルトイが売り上げを牽引したほか、戦略的に出店を加速させているカプセルトイ部門も好調だった。

■ファンコミ <2461>  397円  +9 円 (+2.3%)  本日終値
 ファンコミュニケーションズ<2461>は反発。15日の取引終了後に発表した5月度の月次業績速報で、連結ベースの取り扱い高が前年同月比5.0%増の25億2632万1000円となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。スマートフォン向け運用型広告サービスのADコミュニケーション事業が同13.9%減と落ち込んだが、主力のアフィリエイト広告サービスのCPAソリューション事業が同10.6%増となったことが牽引した。なお、連結ベースの売上高は6億6032万6000円だった。1月から「収益認識に関する会計基準」を適用しているため前年との比較はない。

■シュッピン <3179>  1,423円  +23 円 (+1.6%)  本日終値
 シュッピン<3179>が反発。15日の取引終了後、発行済み株式数(自社株を除く)の1.43%にあたる30万株または4億2000万円を上限に、16日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表しており、これを好感する買いが入った。

■ファーストリテイリング <9983>  68,110円  +970 円 (+1.4%)  本日終値
 ファーストリテイリング<9983>が続伸。SMBC日興証券は15日、同社株の投資評価を「2」から「1」へ引き上げた。目標株価は6万7000円から7万8000円に見直した。中国のロックダウン縮小などで23年8月期での業績改善余地が膨らんでいるほか、日本での値上げに向けた準備状況などを考慮し、投資評価を引き上げた。同証券では22年8月期の連結営業利益を従来予想の2899億円から2936億円(会社計画2700億円)に、23年8月期の同利益を3365億円から3479億円にそれぞれ増額修正している。

■フェローテク <6890>  2,666円  +26 円 (+1.0%)  本日終値
 フェローテックホールディングス<6890>が反発。前日の米ハイテク株高を受け、きょうの東京市場でも半導体セクターなどに買い戻しの動きが活発化している。そのなか、半導体製造装置向け部品を手掛け、特に真空シールで断トツの商品競争力を誇る同社株にも物色の矛先が向いている。同社は前日にマレーシアの製造子会社において日本円にして総額約161億5000万円を投じ、新工場建設を行うことを発表、これが株価を改めて刺激する格好となっている。

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