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【市況】7日の株式相場見通し=続伸か、2万8000円台回復も上値に重さ

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 7日の東京株式市場は、売り買い交錯の展開で日経平均は前日終値近辺で強含みの展開か。前日の欧州株市場はほぼ全面高様相となったほか、米国株市場でも、朝方は主要株価指数が大きく上昇する展開をみせた。しかし買いは続かず、その後は値を消す展開となっている。米国株市場では前週末に発表された5月の雇用統計を受け、FRBによる金融引き締め強化に対する警戒感が再燃、これが買い手控え要因となっている。前日は米長期金利が3%台に乗せたことで高PERのグロース株には向かい風が意識された。ただ、下値では押し目買いニーズも強く、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに小幅プラス圏で引けている。東京市場では週明けに日経平均が続伸し、フシ目の2万8000円台回復を目前に捉えたもののわずかに届かなかったが、きょうは大台回復が見込まれる。日米金利差拡大の思惑から外国為替市場ではドル買いの動きが一段と活発化し、一時1ドル=132円台に入るなど急速に円安が進んでいることが、輸出株中心にポジティブ材料となる。一方、2万8000円台近辺では、目先利益確定の動きも想定され上値は重そうだ。

 6日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比16ドル08セント高の3万2915ドル78セントと反発。ナスダック総合株価指数は同48.636ポイント高の1万2061.370だった。

 日程面では、きょうは4月の毎月勤労統計、4月の家計調査、5月上中旬の貿易統計、4月の景気動向指数(速報値)、30年物国債の入札など。海外では豪中銀の政策金利発表、4月の米貿易収支、4月の米消費者信用残高など。

出所:MINKABU PRESS

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