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【材料】ルルレモンが好決算も下げに転じる 旺盛な需要への配送の迅速化が奏功=米国株個別

 ヨガウエアのルルレモン・アスレティカ<LULU>が前日引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益は予想を下回ったものの、既存店売上高および売上高は予想を上回った。旺盛な需要に間に合わせるために商品の配送を迅速化したことが奏功した。ガイダンスでは第2四半期、通期とも予想を上回る見通しを示している。

 快適な衣服へのシフトがインフレ圧力を上回り、需要は引き続き堅調に推移している。同社は2026年までに売上高を倍増させる新たな5カ年計画を発表。男性向け商品の拡充を図り、海外売上高を2021年比で4倍にすることを目指している。

 ホリデーシーズン以降、同社の業績を悪化させた物流問題はまだ完全に緩和されていない。同社のフランクCFOはパンデミック、サプライチェーン問題、インフレ圧力の継続的な影響を問題の一部として挙げた。

 アナリストからも前向きな評価が出ており、現在の厳しい環境と変動にもかかわらず、ガイダンスの上方修正は、この分野における最高の成長資産の1つとしての同社の位置を再確認したという。業績は印象的で、厳しい環境下で成果を出す同社の能力を実証し、8四半期連続で予想を上回る業績を達成した。店舗の閉鎖や一時閉店にもかかわらず、中国における業績は、この地域における膨大な収益機会の明確な指標となっているとしている。

 ただ、株価は上昇して始まったものの、全体相場が軟調な動きをしていることから、同社株も買い一巡後は下げに転じている。

(2-4月・第1四半期)
・既存店売上高:29.0%(予想:22.2%)
・1株利益(調整後):1.16ドル(予想:1.43ドル)
・売上高:16.0億ドル(予想:15.4億ドル)
・粗利益率(調整後):53.9%(予想:54.9%)
・営業利益率:16.1%(予想:16.6%)
・在庫:12.8億ドル(予想:10.1億ドル)

(5-7月・第2四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.82~1.87ドル(予想:1.75ドル)
・売上高:17.5~17.8億ドル(予想:17.2億ドル)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):9.35~9.50ドル(予想:9.36ドル)
・売上高:76.1~77.1億ドル(従来:74.9~76.2億ドル)(予想:75.8億ドル)

(NY時間09:44)
ルルレモン<LULU> 296.03(-6.56 -2.17%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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