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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):Lドリンク、コラントッテ、日本コンセプ

Lドリンク <日足> 「株探」多機能チャートより
■Lドリンク <2585>  1,570円  +76 円 (+5.1%)  本日終値
 ライフドリンク カンパニー<2585>は続伸。SMBC日興証券は26日、同社株の投資評価「1」を継続するとともに、目標株価を1700円から2000円に引き上げた。同社はLDCブランドのミネラルウォーターや茶系飲料などの製造・販売を手掛けており、昨年12月に新規上場した。同証券では「飲料業界の値上げの波に乗れば恩恵は大きい」と指摘している。サントリー食品インターナショナル<2587>は10月からの価格改定を発表しており、同社も小売りの強い反発がない限りは追随して値上げをするとみられている。こうしたなか、国内PET飲料に特化している同社は製品や物流の構造から、川上インフレの影響も限定的で、値上げが利益に歩留まりしやすいとみている。23年3月期の連結営業利益は従来予想の27億円を29億円(会社予想26億円)に増額修正し、24年3月期の同利益は36億円を見込んでいる。

■コラントッテ <7792>  809円  +36 円 (+4.7%)  本日終値
 コラントッテ<7792>が続伸。午前11時ごろ、ジュエリー感覚で磁気を身につけ体内の「流れ」をケアする新ブランド「Lierrey(リエリィ)」が4月21日の発売から2週間で、計画販売数の約5倍と期待を大きく上回るスタートを切ったと発表しており、これが好材料視された。なお、アイテム別では、タンクトップ、ナイトブラ、ループネックレス、コインネックレスが特に好調だったという。

■日本コンセプト <9386>  1,480円  +65 円 (+4.6%)  本日終値
 日本コンセプト<9386>は続伸。26日の取引終了後、22年12月期の配当予想について、中間・期末各15円の年30円から中間・期末各17円50銭の年35円へ引き上げると発表したことが好感された。前期実績に対しては5円の増配となる予定だ。

■アルデプロ <8925>  49円  +2 円 (+4.3%)  本日終値
 アルデプロ<8925>が続伸。26日の取引終了後、22年7月期の配当予想について、実質15円から20円へ増額修正したことが好感された。創立35期を迎えることを記念して記念配当5円を実施する。なお、従来予想は1円50銭だが、6月1日付で10株につき1株の割合で株式併合を予定している。

■パレモ・HD <2778>  152円  +6 円 (+4.1%)  本日終値
 パレモ・ホールディングス<2778>が大幅高で3日続伸。26日の取引終了後に発表した5月度(4月21日~5月20日)の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比31.7%増となり、3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。アパレル事業で、ゴールデンウイーク期間を中心にリゾート系ワンピース、半袖ブラウス、Tシャツなどの夏シーズン商品の需要が高まった。また、雑貨事業では300円均一業態の「イルーシー300」で、気温が上昇した月の後半に冷感素材や紫外線対策などの商品が動き出した。

■アウンコンサルティング <2459>  167円  +6 円 (+3.7%)  本日終値
 アウンコンサルティング<2459>が低位株物色人気に乗り、一時23%高の198円まで駆け上がる場面があった。政府は6月から98カ国を対象に、外国人観光客の受け入れ再開を順次進めていく方針で、今後は日本でも経済のリオープンが本格化する。同社は検索連動型広告やSEOコンサルティングなどを展開するが、越境EC支援を手掛けるほか、日本政府観光局の広告宣伝事業など官公庁向け入札案件でも高い実績を持っており、インバウンド需要復活に伴い、今後活躍余地が広がることへの期待が大きい。

■アスカネット <2438>  1,056円  +33 円 (+3.2%)  本日終値
 アスカネット<2438>が動意。同社はきょう、不動産の相続手続きサイトを運営するAGE technologies(東京都千代田区)、事故物件を専門に取り扱う不動産事業などを展開するMARKS(横浜市中区)の2社とそれぞれ業務提携し、サービス連携を始めると発表した。不動産相続に関するソリューションを展開していく方針で、これを受けて今後の業容拡大への期待が高まったようだ。

■藤倉コンポジット <5121>  822円  +23 円 (+2.9%)  本日終値
 藤倉コンポジット<5121>が続伸。午後2時ごろ、FAシステムの設計・製作を手掛けるテクノロジーサービス(長野県茅野市)の全株式を6月13日付で取得し、子会社化すると発表しており、これが好材料視された。今回の子会社化により、藤コンポは自動化・省人化装置の開発・製作の一部の委託、人材の交流及び技術・ノウハウの共有を図ることができ、自動化・省人化装置の開発力の強化と人材の育成及び開発・製作のためのコストダウンが期待されている。取得価額は非開示。なお、23年3月期業績への影響は現在精査中としている。

■日本ケミファ <4539>  1,951円  +51 円 (+2.7%)  本日終値
 日本ケミファ<4539>が年初来高値を更新。26日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、最終利益を3億円から5億5000万円(前期比21.4%減)へ上方修正したことが好感された。第1四半期に投資有価証券の一部を売却したことに伴い、投資有価証券売却益4億1100万円を特別利益として計上することなどが要因としている。なお、売上高350億円(同7.7%増)、営業利益3億円(同63.7%減)は従来見通しを据え置いている。

■GMOペパボ <3633>  2,114円  +44 円 (+2.1%)  本日終値
 GMOペパボ<3633>は続伸。26日の取引終了後、大日本印刷<7912>及びエイベックス<7860>子会社のエイベックス・テクノロジーズと共同で、アート作品の画像データを素材にした「二次創作」を促進する実証実験を実施すると発表しており、これが好感された。今回の実証実験は、ブロックチェーン技術を活用してコンテンツ利用に関する正規の許諾を証明することで、個人クリエイターによる「二次創作」の権利取得を簡便化し、「二次創作」の促進につながることを実証するのが狙い。また今後、「n次創作」のコンテンツ市場の活性化にもつなげる方針で、23年度のサービスの事業化を目指すとしている

●ストップ高銘柄
 明治海運 <9115>  1,065円  +150 円 (+16.4%) ストップ高   本日終値
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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