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【市況】25日の株式相場見通し=続落、米ハイテク株安嫌気しリスクオフ

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 25日の東京株式市場は、高PER銘柄を中心に売り優勢の展開で日経平均は続落する可能性が高そうだ。前日の米国株市場では企業業績への懸念からハイテク株への売りが顕著となり、NYダウは一時500ドル超の下げをみせたが、その後は突っ込み警戒感からの買い戻しや押し目買いなどが入り戻り足に転じ、大引けはプラス圏で着地している。しかし、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は売り優勢のまま取引を終え、2.3%あまりの下げで年初来安値更新となった。SNSのスナップ<SNAP>が業績見通しの下方修正を受け急落したほか、メタ・プラットフォームズ<FB>などもこれにツレ安して大きく水準を切り下げるなど、SNS関連株への売りが目立った。これを受け、東京市場でもハイテクセクター中心に値を下げる銘柄が多くなりそうだ。外国為替市場でドル安・円高が進んでいることも逆風材料となる。日本時間あす未明に開示されるFOMC議事要旨(5月3~4日開催分)の内容を見たいとの思惑も買い手控え要因となる。

 24日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比48ドル38セント高の3万1928ドル62セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は同270.827ポイント安の1万1264.448だった。

 日程面では、きょうは4月の白物家電出荷額、3月の景気動向指数改定値、4月の外食売上高、黒田日銀総裁の国際カンファレンスでの挨拶など。海外では、ニュージーランド中銀の政策金利発表、4月の米耐久財受注額速報値、FOMC議事要旨(5月3~4日開催分)など。

出所:MINKABU PRESS

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